ヤギさん答弁

 

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朝5時頃の南の景色。

 

ほとんど何も見えないほどの深い霧の朝だ。

 

そんな霧が象徴するような「ヤギさん答弁」なんて記事があった。

 

菅総理の答弁が「壊れたレコード」から「やぎさん答弁」に変化中

 

国会では、野党の質問に政府が「意味不明の定型文」ではぐらかす。

議論は成り立たず、野党は怒り、政府はほくそ笑む。

 

これがいつもの情景だが、

コロナ禍で国会を見る人が増えたんだそうで、

その人たちから見たら、「なんだこりゃ?」状態なんだそうだ。

 

野党議員表現を変えながら何回も、

「『ステージ3』の感染急増、あるいは『ステージ4』の感染爆発、

 そういう状況でもオリンピック・パラリンピック、これは開催されるんですか」

と質問しても、

首相は、

「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、

 安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく」

 と17回も繰り返したそうだ。

 

で「ヤギさん答弁」と呼ばれることになるが、

その不気味さは、

「質問をはぐらかす為に意図的に論点に触れない」のか、

「そもそも質問の意味が理解できていない」のかが不明な菅の態度だ。

 

 更に、いつもの事だが、

「なぜ総理は根拠なき楽観論に立てるのですか。私に対してじゃないです、

 国民の皆さんに向かって、特に大切な方を亡くされた方に向かって

 説明してください」と言われ、

亡くなられた皆さんには、心からお見舞いを申し上げる次第でございます」と、

 故人に対してなぜか「お見舞い」を述べた。

 

 と、日本語としてもトンチンカンな事を答弁する。

 

芸人のつまらないギャグよりも笑えるのが国会だが、

菅をはじめ閣僚たちがこんなんじゃあ、

背筋が凍る霧の中の笑えないギャグ政権だ。