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これなら国会なんかいらないじゃん！バカモノ！
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今はジジイだが、僕にも若い時があった。アハハ
20代半ば、会社勤めのデザイナー・イラストレーターだった時、
会社の大先生の仕事で出入りしてた某出版社の編集者から、
「第一回の絵本大賞をやるから応募しませんか？」と話があった。
賞金は100万円。
よく聞いてみると、
「一般公募だが、僕に大賞を決める事ができますよ」って話で、
僕は速攻断った。
「こんなインチキに手を貸すのは嫌だ」と思ったからで、
多くの人が同じように思うだろう。
まして僕はクリエーターだから、
いつもピュアな感性と表現力で生きたいんであって、
一般人を騙す「デキレース」に手を貸せば、
自分の生き方やクリエーターとして、最低の人間になる。
僕はそう思ったし今もそう思ってる。
ところがクリエーターと言っても「特別」な訳じゃなく、
こういうインチキに手を貸したり仕掛けたり、パクったりな人もいる。
グラフィックに限らず建築設計などでも、そんな人を知ってる。
今回の東京五輪エンブレム盗作問題では、
デザイナー本人と選考委員長とは、いわば「師弟関係」で、
始めから「佐野デザインで行く」と決まってたんだと僕は思う。
彼らはそういう生き方の人たちで、
僕はこういう連中をクリエーターとは思っていない。
そもそも、3.11の被災者が未だ10万人以上避難生活をしてるのに、
莫大な税金をオリンピックに使う必要があるのか？
更に、国際サッカー連盟がワールドカップの開催地決定で、
「金を貰って決めていた」のと同じように、
オリンピックの開催地選考は、どういうプロセスと理由で決まるのか？
そこには「利権」がないのか？
単に「盗作かどうか」ではなく、
「オリンピックは、IOCは潔癖なのか」を検証しなければ、
根本問題の解決にはならないと僕は思うのだ。
※ちなみに最初に書いた出版社は、数年後ある不正が発覚し潰れた。
