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(写真は「東北に行こう! 大槌」の記事より)
誰だって話したいけど話せない人がいる。
まして、大震災の津波で亡くなった人とは、
一瞬で別れてるから、尚更その気持ちが強いだろう。
そんな気持ちをくみ取り、自宅庭に電話BOXを造った人がいる。
BOXの中には黒電話とノートが。
そして、その黒電話はどこにも繋がっていない。
だから、どこへでも繋がる「命の電話」だ。
去年の7月にも紹介したが、
昨日朝のTYで再放送してて、改めて紹介しようと思った。
この電話を設置したのは、
ガーデンデザイナーの佐々木格(いたる)さん(69)で、
電話の横には、佐々木さんのこんなメッセージが。
風の電話は心で話します
静かに目を閉じ 耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら
あなたの想いを伝えて下さい 想いはきっとその人に届くでしょう
なんて優しいメッセージだろう。
ここにあるのは、命より利権や戦争を優先する政治屋とは、
真逆の「こころ」だ。