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放り出したまま、どこかへ行っちまった子供の自転車。
福島では、特に原発周辺では、
あの日、自転車を放り出し、緊急避難した子供たちも多く、
同じ光景が今もあの日のまま残ってる。
都知事選の争点に「原発」はおかしい。
原発は国政の問題で、地方自治でやるべきではない。
そうだろうか？
原発は、地方自治体にお金をばらまき、
地質データを改ざんし、反対派を村八分にし、脅し、
「原発ムラ」を作って、核兵器開発と利権の為にすすめられた。
国会事故調が報告したように、事故の責任は、
電力会社にも自民党にもあるし、
原発に何の疑問も持たず、命の危険を地方に押し付け、
好き放題電気を使ってきた大都市の住民にもある。
特に東京は、最大の電力消費地で、
事故が起きて、初めてその「差別構造」に気付いた人も多いはず。
メディアは一切取り上げないが、
福島の人たちは、「原発なんかもういらない」がほとんどだ。
オリンピックだって、「そのお金を被災者へ」が圧倒的だろう。
言われるように、経済や福祉や教育や災害対策も重要だ。
が、どの候補も同じような政策を言い、焦点をぼかす。
そんな時には、「決定的な違い」を争点化する方が解りやすい。
福島の被災者の苦しみは、都民の苦しみでもある。
命の危険を福島に押し付けてきた都民の苦しみでもある。
福島の被災者の声を聞いてみろ。
原発は全ての国民の課題ではないのか？
自治体の多くが「脱原発」を打ち出せば、原発はすぐに止められる。
原発事故から、僕ら国民は何を学んだのか？
できる限り、脱原発派の一本化を僕は望む。
細川知事で宇都宮副知事でもいいし、
宇都宮知事で細川副知事でもいい。
