そそる安心感


「牛肉・車・日本郵政」米、二国間協議で見直し提起へ オバマはオージービーフ食べてたりして。
炉内把握 不十分を露呈 最重要部分の状況不明でよく「冷温停止」なんて言えるよなあ。
上海市「お見合い博覧会」に1万2千人、親も5千人参加 今後歪み噴出だろね、中国。
省略しすぎると、何か判らない アハハ こりゃ判らんわ。


子供の頃、床屋さんを出ると、いつも髪をグシャグシャにした。
いかにも「床屋へ行きました」な、キッチリした髪が嫌だったからで、
うんと小さな頃からの習慣だった。


写真は、前に撮った上野の古い歯医者さんだが、
出来立てだったら、さほど気持ちが留らなかったと思う。


よく見ると、表だけの看板デザインで、建物全体がこれではないようだが、
デザイン以上に、僕には板やペンキの「かすれ・歪み具合」がそそる。





こちらも、看板のペンキがいい味のお店。
テープなどの問屋さんだろうか?


直角ではない建て方が、尚そそる。





いかにも昭和の豆腐屋さん。


住むには大変だろうが、豆腐屋さんとしては存在感が抜群だ。
きっとここの豆腐は、抜群に美味しいだろう。





大正・昭和の古い建物と今を、うまく活かしてるのが上野駅


武骨でむき出しの鉄骨の骨組みと、
おしゃれでこじゃれたお店が、うまく調和して同居してる。


前に、幼児教室の起ち上げプロデュースをやったっ時、
塗装なしの木のテーブルや椅子に触れながら、
子供たちが自然に感性を膨らます、というコンセプトだったのに、
テーブルクロスをかけようとする先生たちがいて、ガッカリした。


「子供がいたずら描きをして汚す」という理由だったが、
「いたずら描きをしたくなる素材」だと思えないか?
いたずら描きは「汚れ」なのか?
いたずら描きでいっぱいになったテーブルは「汚い」のか?
ここで育った子供たちの「歴史」ではないのか?


決して人工的には創れないものは、それだけで深い存在感がある。


ジジイになった今でも、
床屋さんでビシッときめられた髪よりも、長い時間使われて、
かすれたり、歪んだりしたものの方が、僕の気持ちを安心させるのだ。