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僕の動くオブジェの中で、最初に作った「カタカタ」
高さ200mmほど。
右のハンドルを回すと、カムに乗った棒が上下に動く。
車のエンジンと同じ、極単純なオブジェだ。
恵比寿三越での個展の時に初めて出品したが、
子供より大人に人気で、
ニヤニヤしながら、カタカタとハンドルを回すお父さんや、
80歳代だと思う着物のおばあちゃんは、
15分くらいマジ顔でクルクル回してて、怖いくらいだった。アハハ
これだけシンプルだと、見た瞬間そそり、近寄り、回すが、
回しながら「受け取る気持ち」は人それぞれ。
自分が感じた気持ちを持ち帰ってもらえれば、それで充分だ。
この「カタカタ」シリーズは、いくつかバリエーションを創ったが、
その中の「カタカタウエーブ」
横715×奥145×高235mm。
12個の縦棒がカタカタ上下するだけだが、
棒が順番に浮き沈みする様子は、気持ちのウエーブそのものだ。
これも、子供より大人に人気があり、
棒が6個の物を、とある保育園にプレゼントしたが、
「子供たちは、棒を抜いて遊ぶ」そうで、
「へえー!」と、僕が感心した。アハハ
家の形の「カタカタ」
原理も動きも同じだが、4つの上下する棒が、
まるで「煙突」が歌ってるみたいで楽しい。
横180×奥150×高185mm
子供はこれにそそられるようだ。
お昼や3時に煙突が上下する家が創れたら、どんなに楽しいだろう。