曇り時々土砂降りだった東京。
写真では分かりづらいが、風の無い土砂降りで、
雨が大量の細いロープみたいだった。
そんな今日の新規陽性者は295人。
休日で検査数が少ないはずだから、今日も平日なら300人超えレベルだ。
昨日書いたニューヨーク州の感染対策だが、
より詳しい情報があった。
日本は感染拡大 海外「封じ込め」成功例は
によれば、
ニューヨークでは、4月には新規の感染者数が1日当たり1万人を超えていたのですが、
今月22日には約800人までに抑えられています。
なぜここまで抑え込むことができたのかというと、
まずは、徹底した「PCR検査」です。
街のいたるところに簡易の検査施設を設置して、
誰でも、いつでも、何度でも、無料で検査ができる仕組みが整えられているんです。
この結果、最近は1日7万〜8万件ほどの検査を実施しています。
さらに「接触者トレーサー」というものがあります。
「トレーサー」というのは「追跡する人」という意味です。
感染者に電話をかけて、その感染者との接触者を探し出し、
その人にも検査を受けるよう促します。
この「接触者トレーサー」が3000人規模で採用されています。
また、大学でこの「トレーサー」を養成するコースまで登場したということです。
そして「スリーストライク制」というものがあります。
アメリカでは各地で経済が再開していますが、
ニューヨークはいまだにレストランの店内飲食はできず、テラス席のみ営業可能です。
酒の販売は、食事と一緒にオーダーした場合のみOKで、
こうした規則に違反した店は取り締まられ、
3回違反すると営業免許が剥奪されてしまいます。
つまり、「スリーストライク」でアウトということです。
さらに、AIなどを使ってSNSなどを監視して、
違反している店の写真などがアップされていたら、
警察が乗り込んで取り締まるほどの徹底ぶりだということです。
つまり、3つの封じ込め対策で感染拡大を抑えているわけで、
● 誰でも、いつでも、何度でも、無料で検査ができる検査スポットの設置。
( 記事には無いが、検査結果は15分後には分かるそうだ)
● 濃厚接触者を探し検査を受けるよう促す「接触者トレーサー」3000人。
(日本では保健所が通常業務の他にコレもやっている)
● 飲食店は店内飲食禁止・テラス席のみ。酒は食事と一緒にのみオーダー可。
3回違反すると営業免許はく奪の「スリーストライク制」
日本だって、検査スポットの拡充もトレーサーもスリーストライクも、
政府が「その気」になれば出来るはず。
だが、あくまでも「感染拡大を抑える目的」があっての話。
政府の専門家分科会ですら、
利権見え見えの「GoTo」にOKを出す土砂降り並みの狂気の連中だから、
とても感染拡大を抑えようなんて、思っていないだろーが。
政府は「緊急事態宣言を出す状況ではない」と言う。
企業も個人も、政府など元々あてにしていないから、
自己判断で感染拡大防止策を取ればいい。
政府や自治体からクレームが来たら、迷わず世の中に告発しよう。