曖昧を生むもの

 

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バーミリオン。

ピンクとオレンジの中間の色で、

オレンジほど「強く」なく、ピンクほど「甘く」ない。

 

強すぎず甘すぎない表現でよく使うが、

世の中のグッズなどでもよく見かける中間色だ。

 

こういう中間色は幅広い使われ方をするほど人気があるが、

その「曖昧さ」がヒンシュクをかうものもある。

 

政府のコロナ対策のチグハグがそれだ。

 

緊急事態宣言延長でコロナ対策どう変わる? 

飲食対策重視に逆戻り 「人流抑制」は緩和

 

緊急事態宣言を延長する程の感染拡大中なのに、

飲食店への酒類規制強化だけで、

逆に、大型商業施設やイベントは規制を緩める。

 

根拠は一切発表されない。

 

東京都も同じで、

 

劇場や演芸場〇、映画館は×、ゴルフ練習場は「観客」50%以下…

休業・時短要請で不可解な線引き

 

国に責任を押し付ける言い訳しか担当者は言っていないが、

コチラもその根拠は全く説明ナシ。

 

こんなことを繰り返しても、感染拡大は防げるわけもなく、

政府の分科会も存在意義が全くない。

 

分科会の提言を政府が聞かないなら、

それを公表し「全員辞任します」くらいの行動ができないのか?

 

世界のメディアが五輪中止を呼びかけ、

IOC自体がすでに「五輪を利用した利権組織」という立場なのに、

日本のメディアのなんとハッキリしない態度なのか!

「報道は中立」なんて、建前だけのメディアなんか報道と言えるのか!

 

とはいえ、政府が曖昧な対応をズルズル続けるのには根拠がある訳で、

「支持率が30%」以上あれば、8割の議員確保が可能だからだ。

 

結局、政府の曖昧さは、僕ら有権者の曖昧さ・ヌルさだから、

コロナ死も含め、僕ら自身にブーメランして帰ってくるわけだ。