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渓谷のベンチでお昼を食べる人。
場所は東京北区王子の音無渓谷。
天気にも恵まれ、気持ちのいいお昼だろう。
でも、せつないニュースがあった。
アイルランドでは10月に入ると、夜の気温が一桁台になるそうで、
写真の男の子は首都ダブリンの路上で、
段ボールを敷いてひとり孤独に炊き出しを食べている。
物価上昇に伴い、1年前と比べて家賃平均が10%近く上昇し、
家賃が払えずホームレスになる人が増え、
首都ダブリンでは、
3848人の子供を含む10338人が各地域の緊急宿泊施設の利用中だそうだ。
記事はこう締めくくっている。
こうしたホームレスの増加問題は、アイルランドに限ったことではない。
日本を含め、世界中では何百万人もの人が、家を失った状態で暮らしている。
国の経済成長と個人の幸せは、
必ずしも同等ではないということを、
多くの人がダブリンの男児の背中から感じているようだ。
僕も学生の頃は貧乏で、3日に一度・4日に一度しか食べられなかった。
わずか100円のカップヌードルを、3つに割って、
一~二週間かけて食べるような生活だった。
今僕らが当たり前に3食食べている一方で、
世界はこんなにせつない現実を含んでる。せつない。