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旧東ドイツの「ruhla(ルーラ？)」
ほんのり薄いベージュの文字盤に、半円形のカレンダーがカワイイ。
凄く古い手巻きのビンテージに見えるが、実はクオーツ。
つまり「電池時計」だ。
多少古いようだが、そんなに古くはない。
し、この型番のはもう作っていないようだが、メーカーは健在だ。
ヤフオクで落札したが、初めて見るデザインはインパクトがあり、
だけど、なんか郷愁もあって、優しい表情の時計だ。
旧ドイツは消滅し、今や「ドイツ」になったが、
ドイツは日本と違い、徹底した「ナチスの総括」をやった。
特に、当時世界で一番民主的と言われた「ワイマール憲法」があったのに、
ヒトラー率いるナチスが「合法的に独裁政権」をつくり、
結果、第二次世界大戦で世界中を混乱と殺戮に巻き込んだからだ。
し、なにより自分たちが選んだ政権が、自分たちに死を押し付けたからだ。
特に「国家緊急権の条項」が問題で、
これと合わせ「全権委任法」で、
国会の審議を経ず、政府が憲法改正まで含めた全ての法律を制定できる
とした事で、合法的に独裁国家を誕生させたのだ。
今自民党が憲法改正を掲げてるが、
そこにはナチスの「全権委任法」と同じ「緊急事態条項」がある。
つまり、政府が緊急事態だと宣言すれば、
国会の審議を経ず、政府が憲法改正まで含めた全ての法律を制定できるのだ。
それでも自民党を支持するなら、
それは、ヒトラーとナチスを支持するのと同じ事だ。
