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こぶしの蕾が膨らんで、青空に映えている。
春は少しずつ確実に近づいている。
理由は、「国民全体」は「受賞の基準外」なんだそうで、
受賞対象は三人以下の個人や組織・団体と定められ、
候補者の自薦は認められない。「日本国民」が受賞できるのかについて、
研究所は「国民は一般に三人以上で構成される。組織でもない。
したがって賞の基準を外れる」と指摘。
したんだそうだ。
僕は思う。
世界中で紛争や戦争が絶えない。
世界中のほとんどの人は戦争なんか望まず、
平和で安全な毎日を送りたい。
戦争をするのは、ほんの一握りの富裕層に支えられた政治屋で、
格差と貧困が原因だ。
思想的宗教的対立に見えても、
実際には、イラク戦争のような石油利権強奪などが目的で、
現地のほとんどの人たちは、殺されたり殺したりなんて望んでいない。
ノーベル平和賞は、かつての日本の佐藤栄作総理大臣にも贈られた。
が、佐藤栄作はベトナム戦争に加担し、日本を米軍の補給基地化し、
沖縄からB52が直接ベトナムへ爆撃に飛び立って、何十万人も殺した。
のに「非核三原則の制定」などを理由に受賞したが、
死後に「核持ち込みの密約」が発覚した大バカウソつき野郎だ。
そんなノーベル平和賞だが、
今の規定を変え、
「戦争放棄・武器の不保持」という、
世界一平和を望む国民と憲法に、資格を与えてもいいじゃないか？
そして、ノーベル賞の趣旨・意義が、
ダイナマイトを発明した事で、それが人殺しの道具にされた事への反省と怒りなら、
尚更日本の憲法と国民に「ノーベル平和賞」を授与する事で、
青空に映えるこぶしの膨らんだ蕾のように、
世界中に「戦争放棄・武器の不保持」の制定を呼びかけるきっかけになるのに。
