老朽化と想い出の同居


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地元の築40年の団地。
かなりデカく、老朽化が激しい。


多摩ニュータウンの第一期のものだから、
建物だけじゃなく、住民も高齢化してる。


目の前に、広ーい芝生広場の公園があるが、
その広さが逆に「空洞感」を生んでいる。


当時30歳の人も、今や70歳で、
その人達の人生の真ん中を、この建物と一緒に生きた訳だ。


老朽化しても愛着もあるだろうし、
不便さもあるだろう。


時は無情だけど、想い出も一緒に残してくれる。


こんな風に、実感を持って思えるようになったのも、
僕自身が、ジジイになった証拠だろう。


歳を重ねるというのは、案外いいもんだ。