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ゴーゴーと風が通り抜ける、某駅横の地下広場に座って、
風に吹かれながら、ふっと見上げた夏空。
羽雲の尻尾が少し見え、巨大マンションの上は秋の気配。
だが、入道雲のこぶしを上げて、まだまだ夏が抵抗してた。
粘るねえ、夏。
来年まで旅に出ていいからね、夏。
ところで、写真のマンションの木。
よく見ると、葉っぱが左に傾いてる。
蔵王の上の方で、崖の木々が山肌にへばりつくように、
みんな下向きに傾いてるのを見た事があるが、
この木も、長い時間強い風にあおられて生きてきたんだろう。
大震災から１年半。
復興予算を天下り先につぎ込み、
原子力村の重要人物を、国会承認なしに規制組織のトップにする政府。
政府発表を、独自取材なしでそのまま伝えるだけの大メディア。
大多数の人が脱原発を望んでると解った途端、沈黙するズルい人たち。
どんな風が吹こうと、ブレない・諦めない。
自分の中にもある、ズルやウソやごまかしや諦め。
風に吹かれながら、自分で見極め自分で判断し自分が動く。
自分にできる事をやる事で、世の中いくらでも良くできる。
