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時として人間は、相手の本音を中々見抜けない。
が、今回の「緊急事態宣言」の野党の賛成では、
彼らの本質が、「野党」ではなく「与党補完党」なのがよく解った。
によれば、
ナチス並みの緊急事態条項への布石なのは明白なのに、
賛成の理由が
少数である野党に法案をひっくり返す力がない以上、
賛否を採決する「事前承認」も、ただ報告するのみの「事前報告」も事実上同じだ
というのだ。
ならば、野党の存在意義などないし、国会なんか必要なくなる。
それを山尾議員が鋭く指摘した。
「承認があってもひっくり返せないというなら、私たちはほとんどの法案で
ひっくり返せることはない」と指摘。
さらに「それでも真摯(しんし)に質疑に立って、必要があれば与党を説得し、
頑張って修正を勝ち取ろうと努力する。その結果がおかしければ、
反対することで問題点をいまと未来に残す。
それが野党の大事な仕事だ」と訴えた。
そのうえで
「野党議員が承認に加わってもどうせ覆らないと言ったら、
野党議員のいる意味はない」と痛烈に執行部の対応を批判した。
それに対し、
代議士会に出席した立国社の議員たちは通夜のように黙り込み下を向いたままだった。
そうだ。
情けないなあ野党!