アート後進国

 

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今日の午後7時過ぎの夕焼け。

 

青空が残り、西の山の向こうはオレンジの夕焼け。

南から大きな黒い雲が迫り、

夕焼けの手前、おそらく奥多摩方面から入道雲が沸いている。

 

いろんなモノが混在する自然は、誰からの束縛も受けない素晴らしさがある。

 

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の作品撤去・中止をしないでください。

 

あいちトリエンナーレでの「表現の不自由、その後」展で、

従軍慰安婦像、天皇肖像作品等について表現するべきものではない、

政治的作品展示すべきではない、

不敬など非難・批判が相次ぎ、作品撤去・及び中止を求める抗議が多数寄せられている。

なかには放火を思わせる脅迫もあり、8月3日夕方の段階で、同展の中止が記者発表された。

 

そのうえ、

河村名古屋市長の作品撤去・中止発言、

菅義偉官房長官閣議後会見での

補助金交付の決定にあたっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したい」

といった発言は、アートに政治介入し、国家による一律の価値観の押し付けだ。

 

アートは、自由な表現であり誰にも束縛拘束されない表現の世界で、

作品を見た一人ひとりが「自分の感性で受け止める」

 

だから、政治的だろうが、性的であろうが、

表現する者は、「伝えたいモノに精魂込める」

 

ただし、その想いが届かず、別の受け止め方をされる事もアリで、

だからこそ、作品は「普遍的価値」を持つのだ。

 

ひとつの価値観で、しかも政治的価値観でアートを束縛拘束するなど、

アート表現への無理解者がやることだし、

まして、政府高官の「補助金出さねえーぞ!」なんて脅しは、

国際的に非難され、世界の笑い者そのものだ!バカモノー!