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この前、京王電鉄の座席指定特急の前の席に若い二人組が乗っていた。
二十歳前後だろーか？
この数年、この世代を見てて気づいた事がある。
「ゆとり世代」と言われ、ボロクソ評価が多いが、
彼らが全員ダメダメな訳じゃない。
僕が感じた彼らの特徴は、
●言われた事はキチンとやる。
ただ、言われたままのやり方で「工夫」が苦手という訳ではなく、
「こうした方がいいのに」と思っても、それを押し殺す事が正しいと思ってる。
結果、自分の想いと現実とのギャップがストレスになっている。
●コミュニケーションが苦手。
メールなどは使いこなすが、面と向かって自分の言葉で気持ちを伝えるのが苦手。
気持ちを言葉で表したり、口で伝える機会が少ない為、行動が苦手。
決して相手に「感謝」などの気持ちが無い訳ではない。
どう伝えていいか解らないだけだ。
●手作業が苦手。
手でヒモをクルクルまとめたり、ハサミで紙や布を切るのがヘタだ。
ボタンを押せば機械がやってくれる時代しか知らず、
僕らジジババのように、
何でも自分の手でやらなければならなかった世代との違いで、
逆に「手作業」が上手くできると、凄く感激する。
●自活より親元でお金を使わず生活する方を選ぶ。
自分にとって「楽」な事に安住し、冒険を好まない。
●皆と違う事をしたがらない。
同じ事をすれば、安全だし弾かれる事が無いので、
人と違う事をやりたくても、弾かれる事を恐れ極端に「無難」を選ぶ。
結果「強いモノ」に反抗するなんてダサいと自己暗示で納得する。
さて、安倍や麻生のように「クソな大人」を見て、
彼らは「ダメな大人」と感じても、
悔しさの裏返しで「反抗や批判する大人」の方を嫌う。
政権という権力を握ってる「巨大な力」には、
逆らうより支持する方が安全安心だからで、
人手不足が有効求人倍率を押し上げてるだけだが、
「自分たちの就職を政府が作ってくれた」と勘違いしてる。
自分で判断するのは「ダサい」から、
ネット情報を鵜呑みにし、雇われた「ネトウヨ」の意見に同調する。
自民党支持の若年層は、本当の保守でもないし、感情が無い訳でもない。
徴兵や戦争などが現実味を帯びれば、
彼らは「自民支持＝安全安心」ではない事を学ぶだろう。
