古い納屋


厳しい表情で…… アハハ 意地を張ってるガキンチョみたい。


古い農家の納屋を見せて頂いた。
建物自体は、明治か大正時代に建てられた物だと思う。





納屋の屋根裏部屋へ登る階段と開き戸。
太い梁が、建てた時代を象徴してる。
一時期、子だくさんの為、屋根裏部屋に何人かが住んでたそうだ。





江戸川と利根川に挟まれた地域で、昔は水路が発達してたようで、
壁には当時の手漕ぎ船が残ってた。
角が丸まってる所が、使われた年月を物語ってる。





片隅にあった引き出し。
そんなに古そうに見えないが、チューブ・ロップ(ロープ?)・ヒモの、
右始まりの文字が時代を現わしてる。





すでにボロボロガタガタだけど、格子が美しい開き戸。
元は、建て替え前の母屋のふすまだった物だそうだ。





庭には小さな祠が。
お供え物をカラスに盗まれてしまうらしい。


建てた時には、人の手で創られた物だが、
時代を経て、ボロボロになりながらの「風情」は、人工的には創れない。
そんな存在感大好きだ。