100万回生きたねこ


あの時のことは 被災者でしたね。怖かったでしょう。犠牲者に合掌。


100万回生きたねこを初めて読んだのはいつだろう?
たぶんフリーになりたての頃だから、この本が出てすぐだったろーか。


僕には大好きな本のひとつだが、
もうひとつみょーな関わりがあるのだ。


僕のプロとしての初めてのレギュラーの仕事、
とある月刊誌の巻頭詩の挿絵の前任者が、
100万回生きたねこの作者、佐野洋子さんだったのだ。


当時すでに有名な方だったから、
その後任に何の実績もない無名の僕が選ばれた事にビックリだった。


かといってそれ以降、佐野さんとお会いする機会はなかったが、
去年ガンで亡くなられたと聞いた。


この先も世代を超えて読み継がれていくだろう
深く・やさしく・あたたかい話を生み出した佐野さんに改めて感謝だ。合掌