存在感

 

f:id:hentekoh:20200124202607j:plain

 

秋葉原から裏路地を歩いてて目に留まったレンガの店舗。

 

趣があって、写真を撮ったが、

僕らが目に留めるのは、何故だろう?

 

いやいや、

目に留める前に、気持ちが留まるのは何故だろう?

 

目からはいろんな情報が飛び込んでくる。

「気にも留めず」という言葉があるように、気にも留まらない事の方が多いが、

でも「気に留まるモノ」は何が気持ちに留まるんだろう?

 

禅の考え方に、

「花を見て『キレイだ』と思う以前に気に留めさせる花の存在感」

という考え方があるが、

感情が生まれる前に、僕らは気持ちを留めている。

 

そういう「存在感」は、

きっと花なら花の、人なら人の、モノならモノの、有り様ではないのか?

 

気張らず、力まず、ただひたすら生きている存在感。

それがそのモノの「有り様」として、僕らの気持ちを鷲掴みにするんじゃないか?

 

自然体。

これこそ僕らの生きる意味で存在する事の力なんじゃないか?

 

そんな事をフッと思った夕方の電車だった。